五月人形

美しい全体造形 フォルム

どの角度からみても美しい一体感のあるフォルムに収まっています。
前後左右の量感がしっかりとあった安定感のある美しいフォルムの中で、骨格などもしっかりと考えられています。

筆一本で表現されたお顔の表情

一般的にはガラス製の義眼を埋め込み表現している目も筆一本で表現されています。
(既製品の目では本当に自分の表現したい表情が出せないので、敢て筆を使い自分の表現したい表情を作り出しています。)

バランスにあった手足の表現

子供らしい造形に合わせて、それぞれの表現に合った手足を表現しています。

作者紹介

二代目 石川 潤平

昭和26年埼玉県に生まれる
昭和45年父 初代潤平に師事
平成11年二代目 石川潤平を襲名
ドイツヘッセン州立人形博物館へ木目込人形「東風」を寄贈
平成12年埼玉県立民俗文化センターに木目込人形製作工程を寄贈
平成13年明治神宮へ木目込人形「官公」を奉納
平成14年おぼこ大将「枠目彩色」発表
平成16年経済産業大臣指定 江戸木目込人形 伝統工芸士となる
平成22年日光世界遺産劇場にて伝統工芸品展に出展、実演する

石川 桂正

昭和30年埼玉県に生まれる
昭和62年埼玉美術家協会正会員となる
平成2年通商産業大臣表彰(全国第一位賞)
平成10年ドイツヘッセン州立人形博物館へ木目込人形「牛若丸」を寄贈
平成16年経済産業大臣指定 江戸木目込人形伝統工芸士(総合部門)となる
平成18年人形彫刻作家「磊(RAI)」として新作発表
平成22年御所おさな「竹千代」発表